《古典部》シリーズ時系列まとめ

アニメ「氷菓」は若干の変更もされているようなので、比較元となる原作における時系列まとめ。

アニメの段階で変更された点についてはアニメ「氷菓」と原作との違い
年は2000年から2001年にかけて。なお、『氷菓』初版出版は2001年。

時期 出典 概要 根拠
2月14日 「チョコ事件」 去年、鏑矢中にてバレンタイン 2000年2月14日
4月上中旬 氷菓』1章 手紙〜古典部に入りなさい 2章の朝に手紙が届いた
4月上中旬 氷菓』2章 奉太郎とえる、古典部室で顔合わせ 1回音楽の授業があった。西暦2000年
4月下旬 「手短に」 女郎蜘蛛の会 欠員二名 入学1ヶ月。4月もそろそろ終わり
5月上中旬(金) 氷菓』3章 文集のバックナンバーを探しに図書館へ 古典部復活から1ヶ月
5月中下旬(日) 氷菓』4章 喫茶店でえるの伯父のことを聞く ある日曜
5月末 『愚者』2章 脚本担当がロケ地へ下見 5月終わり頃
6月上旬 「大罪を」 1年A組から教師とえるの怒り声が 例で6月3日が出ているため上旬であろう
7月中下旬 氷菓』5章 手紙〜〈氷菓〉の保管場所について 期末試験最終日
7月中下旬 氷菓』5章 生物講義室(壁新聞部)へ。〈氷菓〉入手 期末試験明け、6章の1週間前、カンヤ祭まで2ヶ月半
7月末 氷菓』6章 千反田家で〈氷菓〉検討会 夏休みに入った7月末
7月末 氷菓』7章 電話〜優しい英雄について 同日
7月末 氷菓』7章 真実が明かされる 6章の翌日
8月中旬? 「正体見たり」 温泉合宿の民宿で幽霊 夏祭りがあった。お盆の頃?
8月中下旬 『愚者』0章 ある日のチャットルーム 1章の前
8月下旬(月) 『愚者』1章 2年F組の映画の試写会 8月下旬、あと1週間で新学期
8月下旬(月) 『愚者』1章 入須先輩からの依頼を受ける 同日
8月下旬(火) 『愚者』2章 助監督から聴取 1章の翌日
8月下旬(水) 『愚者』3章 小道具班から聴取 2章の翌日
8月下旬(木) 『愚者』4章 初期メンバーから聴取 3章の翌日、世間的にも休み中の描写あり
8月下旬(木) 『愚者』5章 帰り際、入須先輩から改めて依頼 同日
8月末〜9月頭(金) 『愚者』6章 入須先輩へ回答 5章の翌日
8月末〜9月頭(土) 『愚者』7章 突貫作業で脚本完成 土曜
8月末〜9月頭(日) 『愚者』7章 映画の撮影完了 日曜
9月頭(月) 『愚者』7章 新学期。放課後に部室で試写 解決から3日目の月曜
9月頭(月) 『愚者』7章 える、里志、摩耶花からダメ出し 同日
9月頭(火) 『愚者』7章 入須先輩と会談 その翌日
9月上旬 『愚者』8章 ある日のチャットルーム 7章の後
9月下旬〜10月頭 氷菓』8章 姉貴へ手紙を書く 学園祭目前で文集の入稿前
9月下旬〜10月頭 氷菓』9章 姉貴への手紙 8章で執筆
10月中旬(水) 『クド』1章 文化祭前夜 2章の前夜
10月中旬(木) 『クド』2章 文化祭1日目。限りなく積まれた例のあれ 1日目(木)
10月中旬(金) 『クド』3章 文化祭2日目。十文字が話題に 2日目(金)
10月中旬(金) 『クド』4章 文化祭2日目夜 同日
10月中旬(土) 『クド』5章 文化祭最終日。古典部 vs 十文字 最終日は土曜
10月中旬(土) 『クド』6章 文化祭打ち上げ 同日
10月31日 「心あたり」 Xは駅前で買い物をした 10月31日
11月1日 「心あたり」 教頭が心あたりのある者を呼び出した 11月のはじめの日
1月1日 「あきまして」 荒楠神社で初詣 元日
2月頭 「チョコ事件」 えると摩耶花はチョコレート談義 2001年も2月に入った
2月14日 「チョコ事件」 チョコが…… 2月14日
4月1日 「遠まわり」 えるから傘持ちを頼まれる 春休み。いまは4月。生き雛の一昨日
4月3日 「遠まわり」 生き雛行列 旧暦雛祭り

2000年9月1日は金曜日にあたる。9月3日(日)まで夏休みで9月4日(月)から始業なのか、現実と作中は曜日が一致しないが2000年であり9月1日(月)が始業なのか不明。

旧暦あわせの雛祭りは単純に4月3日とする地域が多いと思われ、wikipedia:飛騨一宮水無神社では4月3日固定のようである。ちなみに年によって大きく変動するが、2001年の旧暦3月3日は新暦3月27日にあたる。


角川文庫版『氷菓』第28版、角川文庫版『愚者のエンドロール』第28版、文庫版『クドリャフカの順番』第15版、文庫版『遠まわりする雛』第11版で確認。『ふたりの距離の概算』は連載時に読んだのみで単行本未入手のため保留。また文庫未収録短編についても。
短編「やるべきことなら手短に」「大罪を犯す」「正体見たり」「あきましておめでとう」「手作りチョコレート事件」「遠まわりする雛」は文庫『遠まわりする雛』に収録。

一字一句確認しながら読みなおしたわけではないので、見落とし等も存在する可能性大。