天文学的に“朔旦冬至”を見てみる
2014年12月22日は『朔旦冬至』という、朔(新月)の日と冬至の日が重なった特別な冬至です。
19年ごとに行われるとされ、古代には盛大に祝われたそうです。
現代の暦法でも本当に19年ごとにおとずれるのでしょうか? 結論から言うと起こったり起こらなかったりします。
冬至 | 朔 | ||
---|---|---|---|
1957年 | 12月22日 | 12月21日 | |
1976年 | 12月22日 | 12月21日 | |
1995年 | 12月22日 | 12月22日 | 朔旦冬至 |
2014年 | 12月22日 | 12月22日 | 朔旦冬至 |
2033年 | 12月21日 | 12月22日 | |
2052年 | 12月21日 | 12月21日 | 朔旦冬至 |
2071年 | 12月22日 | 12月21日 |
なお、「旧暦2033年問題により、暦を定めることができないため、次は38年後」といった間違いが、ネット上の記事などに載っており、誤解する人がいるようですが関係ありません。
『旧暦2033年問題』とは、いわゆる旧暦の月の名前(正月、如月、弥生……)を、現在の天保暦(旧暦)のルールでは一意に決めることができなくなる問題です。詳しくは国立天文台暦計算室 旧暦2033年問題についてをご覧ください。この記事内にも冬至12月21日、朔12月22日と書かれており、冬至日も朔日も求めることができています。そのうえで異なる日のため朔旦冬至にはならないのです。
東京天文台設置記念日はどこからきたの?
この記事では、11月24日は「東京天文台設置記念日」と言われているけど、年とか場所とかおかしくない? この由来って何? ということを調べまとめたものです。その後、国立天文台内で別の情報をみつけたので10月29日は東京天文台記念日 - 見上げれば、空を書いています。
東京天文台設置記念日
東京天文台設置記念日(日本)
1921年11月24日に、東京都麻布区板倉*1(現港区麻布台)に東京天文台(現 国立天文台)が設置された。
wikipedia:11月24日より引用
Wikipedia などに拠ると、11月24日は「東京天文台設置記念日」だそうですが、歴史 | 国立天文台(NAOJ)やwikipedia:国立天文台をみても、東京天文台の設立は1888年であり、1921年にそれらしい出来事は書かれていません。当時、移転計画が進められており、その移転先である三鷹に本館と第一赤道儀室が完成した年が1921年だそうです。確かに三鷹は国立天文台(旧東京天文台)の本部機能をもつキャンパスではありますが、これをもって「東京天文台の設置」というには無理筋ですし、それならば設置場所は三鷹と書かねばなりません。
そこで国立天文台ミュージアム検討室のアーカイブ新聞などの記載をもとに、東京天文台の歴史をまとめてみました。
*1:飯倉のことだと思われる
続 Ustream の放送を録画する
以前書いたUstream の放送を録画するでは rtmp サーバから配信される動画を rtmpdump でダンプすることで保存していました。
仕様が変わり、 rtmp を使用しない番組も多くなったみたいです(使用するものもあり、配信者側の設定の問題なのかいまいち不明)。
今回は iPhone 用(モバイル端末全般用?)の配信データを取得したいと思います。そのため画質等も多少低いものとなっています。
続きを読むWinXP から Lubuntu へ
WindowsXP のサポート終了前に、主に母親がメール・ネット・ソリティアをしているパソコンに Lubuntu をいれてみた。 OS 買うのも、新しいパソコン買うのも馬鹿らしいので。
無理そうなら Windows7 の購入を前提にしばらく Lubuntu を使ってもらうことに。
Lubuntu はデスクトップ環境に LXDE を利用した Ubuntu で、比較的動作が軽快。また、左下のスタートボタンからアプリケーションを選択できるため、クラシックな Windows ユーザにはとっつきやすそう。といった理由から。あと、自分も使ってるので。
コンセプトは Windows ユーザでも問題なく扱えるように。
そのときのメモ。
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